工事部の山本です。
この度、旭区二俣川で2棟のマンション大規模修繕工事を行いました。
物件⓵
物件⓶
工事内容は、外壁の補修・シーリング、バルコニーや共用部及び外構の塗装、バルコニー及び屋上の防水です。
外壁補修工事は、タイルの貼替と下地の補修を行いました。
タイル貼替工事は
ヒビの入ったタイルを
斫って撤去し
新しいタイルを貼り、目地を詰めて完了です。
下地補修工事は、
経年劣化によって悪くなった躯体を
表面を綺麗にし、
プライマーを塗り
モルタルを充填し、成形して、完了です。
シーリング工事は、
既存シールを撤去して
清掃してからプライマーを塗布し
新たにシールを充填しヘラで押さえて完了です。
塗装工事は共用階段の廻りと、バルコニー内部と外構壁の塗装を行いました。
共用階段の塗装は
まず、上塗りの塗料を乗りやすくするために下塗りを行います。
次に、2回上塗りを行い、塗装完了です。
1回目
2回目
鉄部の塗装は
塗装前にまずケレン、清掃を行い
次にサビ止め塗装を行い
最後に上塗りを2回行い施工完了です。
防水工事は、屋上はシート防水を行い、バルコニーはウレタン防水を行いました。
シート防水工事は
まず、施工部分のケレン清掃を行い、
次に、接着剤を塗布し絶縁シートを貼ります。
次に、防水シートを融着させるための金物を設置します。
次に防水シート敷き込み
シートのジョイント部を接着し、先ほど設置した金物に融着させ、
最後にジョイント部の隙間をシールで埋めて施工完了です。
ウレタン防水工事は、
まず施工部のケレン清掃を行い、
次にプライマーを塗布し
次にウレタンを2回塗布します
最後にトップコート塗布して施工完了です。
以上が今回私が担当させていただいた工事の内容になります。
この中でも特に注意した点は、居住者の方への配慮です。
コンクリートに穴を開ける作業は騒音が発生する作業で、
その騒音は会話ができないレベルです。
なので、騒音が発生する作業を行う場合は、必ず事前に工事開始のお知らせのチラシを投函し、
周知をした上で作業していました。
他にも、各所の塗装で臭いが発生したり、バルコニー出られなくなる場合も、
周知し、居住者の方に理解していただいてから作業を開始することを徹底して参りました。
以上のことを心掛けながら、
今回、2棟のマンションの大規模修繕工事を完了し、
自分自身の経験を積むことができました。
建物も人間の体と同じで、時が経てば必ず、どこかしら劣化するものです。
首都圏の空き地が減り、新築マンションの供給量が減少傾向にある中、
大規模修繕工事は、建て替えよりも安価で、短期で建物の価値を高めることができ、
今後益々需要が高まっていく工事であると考えられます。
このような、社会に必要とされる工事に今後も携わっていきたいです。
最近のコメント