西区 K様邸新築工事③

こんにちは木造住宅事業部の石川です。

皆様お楽しみの”西区K様邸新築工事”のパート3“上棟編”です。

まず上棟作業の前日に基礎の上に土台を敷いておきます。

土台がキレイに敷きこまれ翌日はいよいよ上棟になります。

ところがこのお家の上棟作業が非常に大変な作業でした。

何が大変かといいますと、実はこのお宅の前にある道路に車が入ってくることが出

来ません。

普段は家の目の前にレッカー車といってクレーンが付いた車が来て、大きくて重た

い柱や梁といった材料をクレーンが上げてくれるのですが、今回はその頼りのクレ

ーン車を使うことが出来ません。

そのため今回は材料を全て人力で持ち上げなくてはなりません。

また材料を積んだトラックからこのお宅まで約50mほどの距離がある為、更に材料を50mもの道のりを担いで運ばなければなりませんでした。

もうこうなれば人回戦術しかありません。

この日集まったのは大工さんが5人のほかに、材料を運んだり上に持ち上げる人(いわゆる荷揚屋さん)が5人集まりました。

そしていよいよ上棟が始まりました。

 

 

 

 

 

 

(       ①トラックからみんなで力を合わせ材料を降ろして       )               ( ②長い道のりを重たい材料を担いで運んでいきます  )

 

 

 

 

 

 

( ③大工さんが柱を建てている間にドンドン材料を持ってきます   )          (   ④持ってきたら更に上に持ち上げていきます     )

 

 

 

 

 

 

(  ⑤大工さんがあげてもらった梁を組んでいる最中も・・・  )               (   ⑥ドンドン材料を上げていきます。     )

荷揚げ屋さんお疲れ様でした m(_ _)m

 

そんな中、大工さんは懸命に上棟作業を進めていきます。

柱を建て、梁を組み終わると『羽子板ボルト』という金物を取り付けます。

この金物はお正月の遊び『羽子板』によく似た金物です。

この羽子板ボルトは組んだ梁同士が抜けないようしっかり結

びつける役割をして、家一軒につき大体100本くらい取り

付けます。

 

ふと見ると、1階で棟梁が何やら怪しい動きをしています。

背中をかがめて丸でネコみたいな格好で何かを覗き込んでいます。棟梁は一体何をしているのでしょうか?

実は棟梁は建物の歪みを見ているのでした。

柱を建て梁を組んでも建物は真直ぐにはなりません。

そこで棟梁は柱に特殊な『下げ振り』を取り付けて建物の歪み具合を見ていきま

す。

この下げ振りは上棟用の道具で細長いアルミ製の四角柱の箱の中に下げ振り

が入ったものです。

これを柱に取り付けることで建物の傾き具合を見ることが出来ます。

 

歪みを見ながら隣の黒いシャツを着た大工さんに「もっと押して!」とか「引い

て!」と指示を出して建物を真直ぐに直していきます。

 

これが⇒

『下げ振り』です。

 

 

この作業が5・6回繰り返され1階部分の建物の歪みの調整が終わりました。

 

そして梁の上に2階の床板を敷き詰めようやく1層目が完成です。

このお宅は3階建てなので、ここままでの作業が延々と3回繰り返されていよいよ屋根の

作業となります。

ところがこのお宅、一筋縄では行きません!

通常屋根は最上階の梁の上に小屋組みといってさらに三角形の形を形成していくのです

が、今回は梁がそのまま屋根の形になりそのままの形に屋根の板材を並べていくことに

なります。

この方法は屋根に水平合成力を持たせたい時に時折使うことがある方法なのですが、これがまた悩みの種になりました。

屋根の合成が強く丈夫な工法なのですが、メリットがあればデメリットもあります。(世の中そう上手くはいかないものですね!)

この工法ですと屋根裏内部の換気が取りにくいというデメリットがあります。

ナゼ換気が必要なのでしょうか?答えは屋根裏は高温多湿地帯となるからです。(夏はサウナになります)

換気をしないと小屋裏の中で結露が起きます。この結露が結構激しい結露になるので、しまいに小屋裏の中がカビで一杯になります。

カビだらけになると当然健康被害が予測されますし、場合によっては木が腐ります。

詳しく書くとものすごく長くなりますので省略しますが、小屋裏内部の換気を採るためにあれやこれやで色々工夫をしました。

機会があればブログで紹介しようと思いますが一応企業秘密なもので・・・・。

と、いうことではありますが無事屋根まで組み上がりました。

 

 

 

 

 

 

 

( 屋根の骨組みなります。梁材がそのまま骨組みとなっています。 )          ( 板材を貼って屋根の形が完成です。 )

 

なかなか難しい条件が重なり大変な上棟でしたが事故もなく無事終了しました。

大工さん・荷揚屋さん本当にお疲れ様でした! (^0^)/~

上棟をする度いつも思うのですが、今回のブログの工程、1日の出来事なんですよ! 😯

日本の大工さんの技術は本当に素晴らしいと思いませんか?

そばで見ていると本当に感動しますから、皆さんも機会がありましたら一緒に感動してみませんか?

次回もお楽しみに~ 😀