住まいの耐震博覧会

こんにちは、木造住宅事業部の石川です。

先日ビックサイトで行われた「住まいの耐震博覧会」に行ってまいりました。

住宅に関するいろいろな商品や工法を何十社ものメーカーや地方自治体が新製品を中心に展示をしていました。

特に今回は耐震博覧会と名づけているように、地震に強い構造や建材の展示が多く見られましたが、特に目を見張ったのが今話題になりつつある大型非住宅木造の構造展示ブースでした。

木造構造の建物は柱と梁で組み立てられますが、その柱と柱の間の距離は一般的に4,5mが最大の距離までしかとれなく、体育館やホール・教室といった大きな空間を必要とする建物には不向きな構造でした。

しかし近年政府による、木造を見直して大型建造物を木造で建てようという方針が打ち出されから、最新のテクノロジーと技術の進化により大きな空間を作れる木造構造が、雨後のタケノコのように次々と開発され商品化されつつあります。

多種多様な工法が展示されていましたが、基本的には大きな梁を使った大断面構造とトラス構造という木を三角形状に組み梁とするものとの二種類に二分されているようです。

こういったものを梁として使うことによって、柱の間隔を10mまで離すことが出来るようになるそうです。

但しそのほとんどが平屋建てにしか対応できないようで、2階や3階建てには出来ないとのことでした。

そういう観点では、今の所は大きな空間を作れるようにはなりましたが、まだまだ課題が多いようです。

 

また大きな建物は耐火建築物にしないといけないので、木の柱や梁を使うことが出来ませんでしたが、これも柱や梁の断面積を大きくすることで対応できるようになってきましたが、それもなかなか大変なようです。

そんな中、耐火部材として最大3時間耐火材として認定を受けた柱の展示を見つけました。

“coolwood”という商品で太い集成材に耐火ボードを巻き、さらに木で外を巻いたもので木の温もりを生かした建物に仕上げることが出来ます。

 

 

 

 

 

 

これを使うことで今までは木造建築物は最大14階建てまででしたが、15階以上の超高層ビルを建てることが可能になったそうです。

公共建築物を中心に木造建築物が徐々に建てられるようになってきましたが、こういった技術の進化に伴いより一層その動きが促進されていくのだろうと思われます。

まだまだ公共建築物がほとんどですが、こういった技術が住宅にも普及できるようになるのもそう遠くはないのかなと思います。

そうなるとライフスタイルの変化に合わせ、自宅の間取りを自由に変更などのリフォームが出来るようになるので、わざわざ建て替えをしないで長く建物を使える日が来るのかなと期待しています。